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ウルシ

ウルシも秋の紅葉を引き立たせる。
しかし、子供の頃毎年の様に体全体のカブレに悩まされた思い出がある。今でも畑の傍にあるハゼの木を
切り倒す時みは最新の注意を払っている。それでも秋はこれがあるから嬉しくもある。

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これはヤマハゼ、5~6月に白い花が咲き、秋の紅葉時に実をつける。

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これはヤマウルシ、ヤマハゼより葉が一回り大きいし、ヤマウルシの真っ赤に対し、少しくすんだ橙色かかった紅葉になる。

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ヌルデ、これも紅葉する。葉っぱの軸にヒレ状の翼葉があるのが特徴で、花の時期も他とは違い8月の暑い時期に白い円錐形の穂状の花が咲く。

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冬にはこんな実だけの姿に

ウルシ科の変り種は、木ではなく蔦漆(ツタウルシ)。

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ウルシ科の中でもっとも毒性が強い(カブレやすい)。特に新緑の頃の毒性が強いそうです。

# by yuzu-miu | 2011-12-05 08:23

紅葉=モミジ=カエデ(カエデ科カエデ属)

060.gif秋の夕日に照る山紅葉 濃いも薄いも数ある中に 秋を彩る楓や蔦は 山の麓の裾模様
の歌から、紅葉(モミジ)とは紅葉した木々の総称で、一般にモミジと呼ばれるお寺や公園に見かける見事なグラディエーションを見せる木は、学術的にはカエデ(イロハカエデ=カエデ科カエデ属)である。

今日はそのカエデ科カエデ属について、調べてみましょう。

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例としてはあまり良い写真ではありませんが、これがイロハカエデです。緑→黄→橙→赤と移り変わる姿が絶品です。直径4~7cmの掌状に葉先が5~7つに裂けています。

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オオモミジかな?これも場所や年によっては真っ赤になる事もある。

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ウリハダカエデ 直径10~15cmで葉先が浅く3っつに裂けています。早い時期に紅葉します。
名前の謂れは、木肌にあります。

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このとおり、緑に縦じま、瓜の様なところからウリハダと呼ばれたそうです。
同じ様な木肌のウリカエデと言うのもあります。

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ウリカエデの木肌。ウリハダカエデとの区別が難しいが・・・黒い縞模様が少ないかな?

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葉は長さ5~9cmとウリハダに比し小さい。幼木の葉はこの様に先が3裂しているが・・・

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成木の葉は3裂しない。

他イタヤカエデ・ヤマモミジ・ハウチワカエデなどあるが・・・同じカエデ科カエデ属の変り種にメグスリノキがある。

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メグスリノキ。これも艶やかに紅葉する。

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3枚セット(3出複葉)で葉の長さは5~12cmとかなり大きい。樹皮を煎じた液を目薬としていた様である。

# by yuzu-miu | 2011-12-04 08:46

アベマキ・カシワ・クヌギ・クリ・コナラ類

橙ないし茶褐色だが日差しを受けると山肌を黄金色に染める。私の大好きな枯葉色を醸し出す里山の代表的な落葉樹木です。

これらは非常に良く似てるが、区別して覚えるのも楽しみの一つです。

ではアベマキから:

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手前がアベマキ、奥がコナラですが遠目では区別できません。

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葉は細長く、縁にぎざぎざの尖りがあります。実は硬い棘状の外皮の中に丸っこい実がどっしり詰まっています。

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他の仲間との違いは、この木肌にあります。ごつごつ凸凹した肌ですが、指で押すと弾力があります。
コルク栓の原料にされるそうです。

カシワ:は柏餅で知られている様に、独特な葉形をしていますので・・・・・。ここではナラガシワについて。

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カシワの葉より少しだけ細長く縁のギザギザが尖りきみです。

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木肌は縦に深い裂け目が

クヌギ:

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木肌、コナラやナラガシワなどと区別がつきにくいですね~

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実もアベマキによく似ていますが、大きさが一番でかいから、落ちている実から区別できます。

クリ:

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葉はアベマキに似て細長いですが、アベマキは縁にギザギザがあるのに対し、クリはするっとしています。

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木肌の縦われの深さは、コナラなどに比較して浅い。一番の区別は付近にクリのイガが落ちているか否かでしょう。

コナラ:

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葉は良く見ると、先の方で少し幅広になりその先から急に細くなっています。

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木肌では中々見分けつきませんが、里山では一番多く黄葉も美しいです。

# by yuzu-miu | 2011-12-03 14:16