紅葉=モミジ=カエデ(カエデ科カエデ属)
秋の夕日に照る山紅葉 濃いも薄いも数ある中に 秋を彩る楓や蔦は 山の麓の裾模様
の歌から、紅葉(モミジ)とは紅葉した木々の総称で、一般にモミジと呼ばれるお寺や公園に見かける見事なグラディエーションを見せる木は、学術的にはカエデ(イロハカエデ=カエデ科カエデ属)である。
今日はそのカエデ科カエデ属について、調べてみましょう。
例としてはあまり良い写真ではありませんが、これがイロハカエデです。緑→黄→橙→赤と移り変わる姿が絶品です。直径4~7cmの掌状に葉先が5~7つに裂けています。
オオモミジかな?これも場所や年によっては真っ赤になる事もある。
ウリハダカエデ 直径10~15cmで葉先が浅く3っつに裂けています。早い時期に紅葉します。
名前の謂れは、木肌にあります。
このとおり、緑に縦じま、瓜の様なところからウリハダと呼ばれたそうです。
同じ様な木肌のウリカエデと言うのもあります。
ウリカエデの木肌。ウリハダカエデとの区別が難しいが・・・黒い縞模様が少ないかな?
葉は長さ5~9cmとウリハダに比し小さい。幼木の葉はこの様に先が3裂しているが・・・
成木の葉は3裂しない。
他イタヤカエデ・ヤマモミジ・ハウチワカエデなどあるが・・・同じカエデ科カエデ属の変り種にメグスリノキがある。
メグスリノキ。これも艶やかに紅葉する。
3枚セット(3出複葉)で葉の長さは5~12cmとかなり大きい。樹皮を煎じた液を目薬としていた様である。
by yuzu-miu | 2011-12-04 08:46