夢の夢こそ
noraさんの親友という事で、一度は読んでみなきゃと思っていた 今井絵美子さんの小説。
この度、初めて 「夢の夢こそ」なる本を読んでみました。
このカバーを良く読めば、内容がある程度判っただろうが、買って来て直ぐにカバーを外してしまったので・・・
宇野千代の「おはん」以来の悲恋物でした。浄瑠璃の世界へ入り込んでしまいました、本当に力作だと思い
ました。
ミステリー、サスペンス物も良いですが、こんなお涙頂戴もたまにはいいかもね!
今度は「立場茶屋おりき」シリーズを呼んでみようと思います。どんな物かな~?
兎に角この「夢の夢こそ」では
居待ち月、雀色時、肝精を焼く、鳩尾(みぞおち)、片時雨、宰領顔、すんがり華奢、雪隠で米を噛むような
真似、蕗味噌を嘗めたような顔、露の蝶と化す、小股の切れ上がった、頬に紅葉を散らした などなど
難しい漢字・言葉が沢山出てきて、これからの意味を調べ直しをする事がまた楽しい。
by yuzu-miu | 2012-10-29 12:24